わたしが、ヴィーガンライフを選択する決定的なものとなったのは、と殺場の見学でしたが、
実は少し前から肉類はもう必要ないのではないか・・・とほぼ菜食の生活をしていました。
☆と殺見学の記事はこちらから→その選択をする前に
それでも、どこかで
栄養が・・・
周りが・・・
など、いろんなことが氣がかりで、今ひとつはっきりスタンスを決められなかったのですが、
振り返ってみれば妊娠中から、いろんなチャンスのサインがあったのでした。
長男を妊娠したとき、2回目の妊娠だったわたしは、「絶対助産院で生みたい!」と
当時近所で評判だった東京都杉並区のファン助産院へ足を運びました。
最初は杉山院長が、資料をみながら丁寧にお話してくださいました。
助産院での出産だけでなく、妊娠中の食生活の大切さをとても時間を使って教えてくださいました。
そこには、詳しくは覚えていませんが
「乳製品は控えましょう」「動物性食品は控えましょう」
とはっきり書いてありました。
当時、何にも氣がついていなかったわたしは、「えー、食べるものなくなっちゃうじゃん」と
すごく抵抗感を抱いた覚えがあります。でも、そこで院長先生がおっしゃった
牛乳は、牛の赤ちゃんのものですからね
という言葉がとても印象的で、「そうだ・・・そうだよな。どうして今までそんなこと考えもしなかったのだろう」
とハっとわれにかえり、長男妊娠中は乳製品を控え、動物性食品もがんばって控えたのでした。
残念ながら、妊娠中のハードワークがたたって、2回切迫流産で入院し、
助産院での出産は叶いませんでしたが、おかげさまで長男はアレルギーもなく、いたって健康で生まれました。
そのまま、菜食に移行すればよかったのですが・・・
赤ちゃんのためだけの軸でその食生活をやっていたわたしは、だんだん戻っていきました。
次男妊娠の時は氣もゆるみ、ちょっとくらいいいよね・・・ま、大丈夫だよね・・・
とカフェラテを飲みまくり、とんかつなども食べまくり、本当に今思えば反省しきりの食生活をしていました。
次男も無事に出産しましたが、生まれたときから顔が真っ赤でアトピー性皮膚炎と判断され、
乳製品、卵、ゴマ、ナッツ類全般の食物アレルギーを持っています。
自然療法で治そうとしましたが、食生活までちゃんと見直せなかったのも重なって
入院手前までの酷い状態になり、結局は集中的にステロイドを使用して皮膚の状態はよくなり、
今は言わなければわからないくらい、きれいな状態になっています。
(今は薬も何も使っていません。)
わたしの妊娠中の食生活との因果関係は定かではありませんが、
今振り返るとなぜ、あの助産院で教えてもらったときの氣付きをきちんといかせなかったのだろう、と反省しています。
次男のアレルギーのおかげで、わたしはいろんなことに氣づき、食に関する情報もかなり知ることができました。
ヴィーガンになったのも、移住を決断したのも、全部次男が導いてくれたおかげです。
牛乳は牛の赤ちゃんのもの
そんな当たり前のことに30数年氣がつかなかった自分が不思議でなりません。
大好きな海外ドラマ「フレンズ」の中で母乳をオトナが飲もうとすることを「氣持ち悪い」というシーンがありますが、
なぜ牛のおっぱいは氣持ち悪くないのでしょうか。
本当に、氣がついた後はいろんなことが不思議になってくるものです。
そして、今このときにヴィーガンという選択をするということは、決してオカルトでも宗教でもなく、
あらゆる視点からみて自然な流れであるとわたしは思っています。