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ケガをきっかけに変わった両親

わたしは、つい最近まで普通にお肉もお魚もいただいていましたので、

ヴィーガンライフを選択してからまだ1年ちょっとです。

 

両親は、年末にはすき焼きがご馳走、栄養はお肉や卵から、と信じてきた世代なので

毎食どこかしら動物性のものが食卓にあがるのが普通の風景でした。

 

ただ、母はその中でも食に関してはアンテナが高く、情報を得て浄水器をいち早く導入したり、

添加物の危険性を理解して常に手作りで食事やおやつを作ってくれていました。

 

わたしが、次男のアレルギーをきっかけに菜食を選んだことを一番最初に理解してくれたのも母でした。

 

父は全くの無関心でしたが、昨年の9月に指3本を切断しかける大けがを負ったことをきっかけに

両親は大きく変わることになりました。

 

わたしの家に滞在中、丸ノコ(木工などで使う電動のこぎり)を使用していた父は、

使い方を誤り、指をひきこまれて3本切断しかけました。

 

近くの病院で手術をして切断はまぬがれ、リハビリもこなして今は順調に回復中ですが、

手術時の検査で父が入院レベルの糖尿病であることが発覚しました。

 

母は、大変なショックを受けていました。

 

食事にも気をつけていたし、どうして??と。

 

予定外にうちに長く滞在することになった両親。よくよく聞いてみると

 

朝ご飯はがっつり

昼ご飯の前に珈琲とお菓子

昼ご飯もがっつり

おやつも珈琲とお菓子

夜は軽め

 

という食生活をしており、動物性のもの、油をたくさん取り過ぎているんじゃないかな・・・と感じました。

 

でも、長きにわたって食を管理してきた大先輩の母に、わたしから押しつけても意味がありません。

わたしはそっと、持っている何冊かの本を渡し「参考までに読んでみると良いよ」と伝えました。

 

父が入院中、本を読みあさって何かを理解したのでしょう。母は

「あなたのところの食生活をここにいる間、やってみる」

と言ってくれました。

 

朝はグリーンスムージーと果物

昼、夜は山盛りサラダを最初に食べた後、基本は和食(酵素玄米)

動物性のものは一切無し

おやつは15時のみ

お酒は、糖質ゼロのモノを(個人的には微妙ですが、父のストレスを軽減するため)

 

を滞在中の2ヶ月、実践しました。

 

最初は「好きなモノを食べられないなんて、もう生きている楽しみがない」

とブツブツいっていた父も、カラダが変わるのがわかったのでしょう。

だんだんと、「これ美味しいな」などと言ってくれるようになりました。

 

そんな両親、わたしの家に滞在中の2ヶ月で母は5キロ、父は7キロ体重をおとし、すっかり食に対する意識が変わりました。

そして、血糖値の数値も下がり、入院レベルから様子見レベルまで改善しているという嬉しい報告もありました。

ヴィーガン、酵素玄米、山盛りサラダファーストは実感に帰ってからも続けているようです。

 

そして、驚いたのは、母の言動が変わってきたこと。

 

母は、今回のケガのおかげで大変だったけど、糖尿病もみつかったし、本当にありがたかった。

あなたたちがよくしてくれたおかげで、順調に回復できた。ありがとう

 

と何度も繰り返していました。

 

数年前まで、母は口を開けばネガティブな言葉ばかりでした。

 

心配という言葉のもとに、否定することを言い続け、

せっかく構想などを話してもやる氣をなくしてしまう、出鼻をくじかれる、ということも多々ありました。

 

あんなにネガティブだった母は、今は口を開けば「ありがとう」「おかげさま」とでてくるし、

「起きてしまったことはしかたない。今どうするか考えなくちゃね」と、

本当にお手本のような言葉遣いをしています。

 

この母がいれば、父は大丈夫だな、パートナーに恵まれた父はしあわせだな、とあらためて思うのでした。

 

わたしはただ、自分のペースで食事を用意しただけ。

特に押しつけもしませんでしたが、受け取ってくれた母に、心から感謝です。