わたしは、と殺の現場をみてヴィーガン生活を送ることを決意しましたが、
その前に肉食に疑問を持ち始めたのは、「肉食が環境に与えるインパクト」の記事をいくつか読んだ時からでした。
ちょっと考えれば当たり前なのですが、全くそこを考えるという発想をしていなければ、ずっと考えない、というものはよくあるかもしれません。
例えば、東海農政局のウェブサイトによると、
牛のお肉1kgを生産するために必要な穀物は11kgです。
カレーのために500gお肉を使ったとしたら、約5kg以上の穀物がその裏で消費されているということですね。
http://www.maff.go.jp/tokai/kikaku/tokaijikyu/nani_2_2.html
5kgですよ・・・
穀物=お米とはありませんが、5kgのお米を消費するのに、何日かかりますか?
さらに、と殺の現場で実感したのは、その現場で使う大量の水や電氣のエネルギーでした。
今は、仮想水という考え方で、それを生産するために使われた水の量を導く考え方があるようですので、
そちらをみてみると、牛肉500gのために使う水は10Lです。
環境省のサイト:https://www.env.go.jp/water/virtual_water/kyouzai.html
もちろん、これに加えていろんなものがありますね。
地球のために何かをしたい、と思っていたわたしにとって、このことは衝撃でした。
自分が何かを開発しなくても、ちょっと食を変えるだけで地球に貢献できる。
電氣を頻繁に消したり、水を節約するのも大事だけど、食を変えることのインパクトはかなり大きい。
ちょっと視点を変えると、思わぬところがみえてくるものです。
いったん、立ち止まってみてみる時間を、ぜひ作ってみてくださいね。